水稲田植え時の管理について

水稲田植え時の管理について

東松山農林振興センター

 

関東甲信地方の3ヶ月予報(令和2年3月25日)によると、5月の天気は数日周期で変わり、6月は曇りや雨の日が多く、平均気温は平年並みまたは高い確率ともに40%と予想されています。

実り多き秋を迎えるため、次の事柄に注意して管理を行いましょう。

なお、水稲の育苗管理については4月号に掲載しています。

 

1 殺虫・殺菌剤の育苗箱施用

今年は、イネ縞葉枯病(通称「ゆうれい病」)の多発が懸念されています。

この病気のウイルスを媒介するヒメトビウンカを防除するためには、田植え前の育苗箱施用薬剤の使用が有効です。

田植え当日までに表1の箱施用薬剤を使用して、予防の徹底を心掛けてください。

 

表1 箱施用薬剤
表1 箱地用薬剤

2 雑草防除

除草剤の効果を発揮させるためには水管理と適期の散布が重要です。表2を参考に防除を行いましょう。

(1)耕起・代かき

浅植えや苗質が良くない場合は除草剤による薬害が生じる恐れがあります。

水稲の活着を良くするため、耕起は耕深15cmを目標に行い、代かきは田面が平らになるよう丁寧に行いましょう。

(2)水管理

除草剤を散布する際は、ほ場の水の出入りを止め、湛水状態(水深3〜5cm)とし、散布後7日間は水田内の水を動かさないよう湛水を保つ管理をしてください。

散布後のかけ流しは行わず、雨予報がある場合は散布の延期などを心掛けてください。

(3)使用時期

雑草の種は水があれば活動し始め、気温が高い日が続くと急激に生長します。

ほ場内で最も生育が進んでいる雑草を基準に、防除適期を逃さないようにしましょう。

(4)使用方法

ジャンボ剤など自分で拡散するタイプの除草剤を使用する場合は、十分に薬剤が拡散するよう、水深を確保してください。

ほ場の水持ちが悪いなど、初期剤→中期剤(場合によっては後期剤使用)といった体系処理を行う際には、散布時期に注意してください。

 

表2 除草剤
表2 除草剤

3 その他

苗の葉色が淡いほ場がある場合、温度の影響等で元肥を十分吸収できていない場合があります。すぐに追肥は施用せず、少し様子を見てください。

営農イメージイラスト

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