【農作業事故ゼロ!】で、自分を、家族を守ろう。
【農作業事故ゼロ!】で、自分を、家族を守ろう。
農業経営は、心身ともに健康が前提です。ケガをしたら農業経営に大きな影響を及ぼします。
自分を、家族を守るため、次の8つの事項について、ゆとりをもった作業計画を立て農作業安全を心がけましょう。
1 作業着の巻き込みを防ぐ
農業機械の可動部分に袖口、軍手や手袋などが巻き込まれると骨折や切断など大きな事故につながります。
袖口を閉じたり、タオルをたらさない、ズボンのすそは長靴に入れるなど事前の対策をしましょう。
作業に応じて、手袋、保護メガネ、マスク、耳栓、ヘルメット等も着用します。
2 機械作業を中断するときは必ずエンジンを止める
可動部分には危険がいっぱいです。機械での作業を一時中断する場合は必ずエンジンを止めるようにしましょう。
3 駐停車時は確実にブレーキを掛ける
ちょっとのつもりで止めたトラクターが勝手に動きだし、転落事故や接触事故になることがあるので、駐車ブレーキを確実にかける習慣を身につけましょう。
4 農業機械の防護カバーをはずさない
防護カバーがないと、危険な部分がむきだしになったり、外れた部品や石などが飛んできて、目などを傷つけることがあるので、機械が動いているときは絶対に防護カバーを外さない。
点検整備ではずした防護カバーは必ず取り付けましょう。
5 歩行用トラクターの後進時クラッチ作業はゆっくり
このタイプの作業機では後進する時にハンドルが持ち上がりやすくなりますので、エンジン回転数を極力さげてハンドルをしっかり押さえながらゆっくりクラッチ作業をしましょう。
また、後進時のはさまれ事故も多いので注意しましょう。
6 草刈作業ではからだの防護もしっかりと
草刈作業にともない、思わぬものが飛んでくることがありますので、万が一のために、保護具を必ず着用しましょう。
7 刈払機の傾斜地作業は足場を確認
傾斜地は足元が滑りやすく崩れることもありえます。足場を確認しながら作業をしましょう。
8 草刈作業者への合図は注意しながら
刈払機は騒音が大きく、声をかけても作業者は気付きません。近よりすぎると振り向いたはずみで刈払機に、巻き込まれる場合があります。作業者の前方から作業者が気づくような大きなアクションなど作業者の合図を待ってから、後方からは長い棒のようなもので作業者に触れて注意を促し作業の合図を待ってから近づきましょう。
安全な方法で合図し、エンジンを止めてから話をしましょう。
<挿絵 農研機構の農作業安全ポイントより引用>