夏から秋まで収穫が楽しめるショウガ

夏から秋まで収穫が楽しめるショウガ

 さわやかな芳香と辛みが魅力のショウガは食欲増進や殺菌の効果もあり、夏の家庭菜園に欠かせません。
 矢ショウガ(軟化ショウガ)、葉ショウガ(谷中ショウガ)、根ショウガなどに区別されますが、自分で楽しむのは後2者。多めに植えておき、まず谷中ショウガを夏のビールの友として、適度なところで芽を残し、後は大きく育てて秋の新ショウガを収穫しましょう。
 塊茎の大きさにより大ショウガ・中ショウガ・小ショウガの3種がありますが、家庭菜園には小ショウガがおすすめです。 谷中・金時・三州などが代表的な品種です。
 ショウガ栽培の成功のポイントは何といっても、良い種ショウガを入手することです。4月下旬~5月上旬にJAの店舗や園芸専門店に種ショウガが出回ります。病害痕や腐れ込みのない健全なものを購入します。芽が少し伸び出しているものなら申し分ないでしょう。
 植えどきは5月上旬以降(関東南部以西)です。
 大きい種(塊茎)は手で分割して1つ50g程度にし、小さければ2つまとめにして、畝間60cmに植えつけます。覆土は6~7cmとします。高温を好み、萌芽には1カ月近くかかるため、他の野菜、例えばタマネギ、ホウレンソウなどの間作にするのも1つの方法です。乾燥には弱いので、降雨が少なければかん水が必要です。
200505.gif 収穫は葉が2~3枚大きく開いたころから、順次、種を傷めないようつけ根からかき取るように行います。芽がたくさんついていますから、追肥をしながら育てると多数収穫でき、残芽を大きくして秋の新ショウガまで楽しめます。

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【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
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  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。