ジャガイモの植えつけ

ジャガイモの植えつけ

 植えつけ適期は、マルチを使用しない場合、3月下旬になります。
 種イモ専用として市販されている無病イモを早めに準備しておきましょう。食用に市販されているものや、自家菜園で昨年作ったイモなどは罹病したり消耗したりしていて、良い収量を上げることは難しくなります。
 品種は男爵薯、メークインなどおなじみのもののほかに、用途別に特色のあるもの、ベニアカリ、インカのめざめなどイモの色や花色に特色のあるものなど、目先の変わった品種も出回っていますので、早めに好みの種イモを買い求め、準備しておきましょう。
 種イモは普通60g~80gくらいの大きさですから、大きさによって2~4つ切りにして使います。切り方は図のようにタテ割りにします。芽は頂部の方が早く伸び出している(頂芽優勢性)ので、よく伸び出している芽を各切片に等しくつけます。芽が伸び出したときに株ごとの生育をそろえるためです。
200501.gif 畑の植え溝は、60cm間隔にくわ幅で深さ15cmほどに掘り、完熟たい肥と油かす、化成肥料を少々施します。その上に土を5~6cm覆い、肥料が直接種イモにふれないようにしてから、種イモを30cm間隔に植えつけます。
 植えつけるときには、種イモの切り口を下方に向けておきます。上に向けておくと、雨が多いときに切り口の面が多湿になり、病害に侵されやすいからです。切り口に木灰をつける方法も、水分を呼ぶためよくありません。肥料としてなら元肥に加えるようにしましょう。

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【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
農薬使用の際は、下記に注意してください。

  • 登録内容に変更がないか、必ず最新情報を確認する。
  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。