ダイコン畑の準備と種まき

ダイコン畑の準備と種まき

200908.gif ダイコンは本来、強健な性質であり、土壌への適応性は広く、吸肥力が強いので、かなりのやせ地でも育ちます。しかし、根の肥大は急速なので、根形の形成には土壌条件が大きくかかわってきます。そのため畑の準備や施肥には、ほかの野菜よりも注意が必要です。
 まず、畑には種まきの半月以上前に、全面に石灰をまき、30cmぐらいの深さまでよく耕しておきます。このとき、発芽後すぐに伸びだす幼根が素直に成長するように、前作の残さや木片、石ころなどの障害物をよく取り除きましょう。
 元肥に未熟な堆肥(たいひ)を施すと、同じく根に障害が出やすくなります。野菜を作り続けている畑で、前作に堆肥が施してあれば、ダイコンには特に与えなくても大丈夫です。やせ地でどうしても与える必要があれば、全面に耕し込んだり、まき溝の下に入れたりせずに、種まきしたあとの株と株の間に、完熟堆肥と油かすを混ぜたものを半握りずつ置き、種と同時に覆土するのがよいでしょう。事前に鶏ふんも加えた、発酵済みのもの(ぼかし堆肥)なら申し分ありません。
 種まきは、図のようにくわで浅くまき溝を作り、その中央に、株間の間隔に瓶底などで○印をつけ、その小溝に4~5粒ずつまくのがよいでしょう。1カ所にまとめて種を落とすと、くっつき合って発芽するので、間引きのときに残す株の根を傷めてしまう恐れがあります。面倒なようでも、ダイコンの種子は大きいので作業は案外楽にできます。
 発芽したら、本葉が1枚開いたころに、1カ所3株を残してほかは間引きます(1回目の間引き)。このとき、図のように子葉(ふたば)の形に注意し、よく整った株を残すように心掛けましょう。形の悪いもの、異常に大きいもの、不ぞろいのものなどは、根が障害を受けている可能性があるからです。
 育つにつれてさらに間引き、本葉6~7枚ぐらいで一本立ちにします(図では3回目の間引き)。間引き時には追肥と土寄せも併せて行い、倒れないように支えます。

一覧へ

【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
農薬使用の際は、下記に注意してください。

  • 登録内容に変更がないか、必ず最新情報を確認する。
  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。