農作業アドバイス

水稲の中間管理

2019年07月10日

東松⼭農林振興センター

今年はゴールデンウィークからの天候が安定せず、寒暖差の大きな日が続いて、農家の育苗作業も苦労が多かったかと思われます。

田植え時期には高温が続き、活着も順調です。

今後は天候に応じた適切な管理を心掛け、品質の良い米づくりを行いましょう。

1 生育ステージに合わせた水管理

水田の水を抜き乾燥させる中干しには、

①土中に酸素を送り込むことで根腐れを防ぎ、根の活力を高める

②窒素の吸収を抑え、無効分げつを抑制する

③田面を固くし、コンバイン等の作業性を高める

といった効果があります。時期は田植え後約1か月、有効分げつ数が1株20本程度確保できた頃に行います。天候やほ場の条件に合わせて期間を調節する必要がありますが、7日から10日間実施してください。

中干し後の幼穂形成期から穂ばらみ期にかけては水稲が水をとても必要とする時期なので、しっかり水を入れましょう。根に活力を与え、養分を十分吸収できるようにしましょう。

なお、この時期に台風の通過が予想される場合は、深水管理を実施して下さい。

自分のほ場の様子をよく観察し、水稲の生育ステージに合わせた適切な水管理を行いましょう。

2 穂肥について

穂肥は施用時期や施用量が適切に行われないと、品質や収量に大きな影響を与えます。

適切な時期に施肥を行うためには、幼穂の長さを見ます。

また、施用量は葉色板を使用し葉色を見るか、ヨード反応による診断を行い判断します。

穂肥診断はJAのあぜみち講習会で実施しますので参考にしてください。

3 病害虫防除

病害虫の防除には食害・病徴の早期発見が重要です。

昨年はいもち病、紋枯病が散見されましたが、いもち病は過剰な施肥で発生が助長されます。適正な量の施肥を心掛け、病気が発生してしまった場合は早期防除を行いましょう(表1・2)。

また、今年はヒメトビウンカの発生が例年より多い傾向にあります。コシヒカリ等、縞葉枯病に弱い品種では特に注意して防除を徹底しましょう。

農薬を使用する際には、必ず使用農薬のラベルを確認して適正に使用するとともに周辺への飛散防止にも注意してください。

表1 防除時期の目安
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表2 病害虫防除薬剤例(記載農薬は令和元年6月1日現在の登録状況に基づいています)
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