農作業アドバイス

水稲育苗管理のポイント

2018年04月11日

東松山農林振興センター

昔から苗半作といわれるように、収量が多く、良品質な米づくりには丈夫で健全な苗が必要です。日々変わる温度条件に対応した栽培管理を行い、田植えに備えましょう。

1 床土の準備について

自家採取の土を使う場合、肥料の混合は表1を参考に、播種の7日前を目安に済ませ、土となじませておきましょう。水田の土を使う場合は、昨年病害等の問題が無かった土を必ず使用して下さい。

床土は今後の病原菌の侵入に備え消毒を行う必要があります。薬剤(タチガレエースMなど)を使用して立枯れ病防除は必ず行いましょう。

表1 育苗箱1箱当たり成分量
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2 資材の防除について

昨年病害が発生した育苗箱を使用する場合はイチバンやケミクロンGを使用して必ず消毒するようにしましょう。

3 種子の準備について

①種子更新

品種の証明のため、品質低下を防ぐために行いましょう。

②塩水選

塩水選は充実した種子を選抜するために行います。塩水選に用いる塩水は表2を参考に調整し、浮いた種子は処分して沈んだ種子のみを使用するようにして下さい。塩水選後は種子をしっかり水洗いしましょう。

表2 種類別比重と食塩量
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③種子消毒
・温湯消毒を行う場合

60℃で10分間処理を行います。処理後は流水などで直ちに冷却して下さい。

・薬剤防除を行う場合

殺菌剤(テクリードCフロアブルなど)と殺虫剤(スミチオン乳剤など)を併せて使用して下さい。浸ける薬液の温度が低いと薬効が極端に落ちてしまいますので、薬液の温度は10℃を下回らないように管理しましょう。

④浸種

浸種する水温は10~15℃が目安です。積算温度(水温×浸種日数)はコシヒカリで120℃、他の品種で100℃が必要です。

浸種中は、1日1回を目安に種子をよく撹拌し、水は3~4日に1回取り替えるようにしましょう。ただし、薬剤を使用して種子消毒をしている場合は、薬の効果が落ちてしまうので最初の2~3日間は水を取り替えないようにして下さい。

⑤催芽

お風呂の残り湯に漬ける、濡れむしろとビニールで包むなどの方法で30℃・24時間程度の温度をかけます。芽の伸ばしすぎには注意をし、図1のような適正なハトムネ状態になるようにしましょう。

図1 適正なハトムネ状態
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4 播種作業について

播種は薄くまくことを心掛けて下さい(乾もみで80~100g、催芽もみで100~125g程度)。厚まきは、発芽したあと苗同士が競合して生育し、軟弱徒長の原因となるので、避けましょう。

5 播種後の管理について

播種後の温度管理は表3を参考に、時期に合わせて適切に行うようにしましょう。

①出芽期(播種後2~3日)
・積み重ね出芽の場合

播種した育苗箱を積み重ねる枚数は10枚程度として下さい。積み重ねた育苗箱は保温マットやむしろとビニールで被覆し保温します。

・露地出芽の場合

播種後すぐ苗代に出して出芽させる場合は、資材で被覆ししっかりと温度を確保します。

②緑化期(播種後4~10日)

直射日光に当たると白化苗の原因となるので、強い日光には当てないよう注意します。

昼間は基本的に寒冷紗で被覆し高温とならない管理をしますが、気温が低ければ日中でも保温を行うことが必要です。夜間は低温には注意をし、資材で保温し15℃以下にならないようにします。水やりを過度に行うと根を冷やす原因になるので、内側まで土が乾いてきたらかん水を行うようにしましょう。

③硬化期(播種後10日~田植え)

苗を徐々に外の環境に慣らすため、日中は外気や日光に十分当てるようにしましょう。夜間は低温に遭遇するとムレ苗等の原因となるので、寒い時は資材で被覆することが必要です。ムレ苗が発生してしまった場合は早めに田植えを行い、対応しましょう。

播種後は温度管理、水管理が非常に大切です。35℃以上の高温にならないように保温中は中をのぞき様子を確認しましょう。また過度なかん水は控え、出来るだけ朝一番行うようにしましょう。

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表3 時期ごとの温度管理の目安
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※標記の農薬の登録情報は平成30年3月16日現在のものです。
農薬を使用する際はラベルをよく読み、記載されている使用基準を順守しましょう。

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