農作業アドバイス

水稲収穫時の注意点

2017年09月06日

東松山農林振興センター

今年も水稲の収穫時期を迎えようとしています。雨不足や日照不足等天候の影響で御苦労が多かった年でしたが、次の注意点を参考にして適期収穫を心がけ、実り多き秋を迎えてください。

1 早期落水はしない

早期落水は、品質低下(乳白米等)を助長します。

落水は極力出穂後30日経過してから行いましょう。

2 適期刈り取りの実施

始めに出穂日から概ね35日以降で収穫期になると考え、準備をしてください。

次に各品種にあわせた積算温度(表1参照)を調べてください。

最後に、自分でほ場の帯緑色籾を確認して、収穫時期を決めましょう。

表1 積算温度と帯緑色籾割合
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帯緑色籾割合とは、1穂の中に僅かでも青みが残っている籾の割合のことです(図1参照)。

図1 帯緑色籾
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品種・作型ごとで割合が異なるので表1を参考に適期判断をしてください。滞緑色籾は図のように稲穂の軸に近い元の部分に多く見られます。

高温の年は、葉よりも穂が先に熟し、刈り遅れになりやすいので注意してください。

また、高温時には収穫時期が短縮する場合もあるので、注意してください。

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3 適切な乾燥調製作業の実施

多くの皆さんは管内カントリーエレベーターやライスセンターを活用されますが、自分で作業を行う場合は、乾燥仕上げの水分は14.5~15%に調製してください。

特に高水分の籾を急速に高温乾燥すると、胴割れの心配があるので注意してください。

また、乾燥後の放冷が不十分ですと、籾すりをした時に肌ずれ米になることがあるので、気を付けましょう。

4 次年度への準備

収穫が終わったほ場の稲わらは早めにすき込み、腐熟を促進しましょう。

その際に土壌改良剤を併用することも、土作りには有効です。

また、今年も管内で縞葉枯病が散見されました。縞葉枯病に感染した刈り株から生じたひこばえをヒメトビウンカが吸汁することで、ヒメトビウンカの保毒虫率が上がってしまうので、この対策としても収穫後は早めに耕起を行い、ひこばえの発生を抑制し、翌年の保毒虫率の低下を図りましょう。

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