家庭菜園

大玉トマト作り成功のポイント

2016年05月11日

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板木技術士事務所●板木利隆

トマトには豊富な栄養分やリコピンの抗酸化作用があり、がんや動脈硬化の予防効果も期待されます。またうま味成分であるグルタミン酸を極めて多く含み、食味を豊かに魅力あるものにしてくれます。生食や煮物をはじめ用途は幅広く、毎日のみそ汁の具にしても楽しめます。

種類は大玉系、中玉(ミディ)系、小玉(ミニ)系とあり、改良が進み実に多彩な品種が出回っていますが、作りこなしたいのは何といっても大玉系です。育て方が難しいだけに、成功の喜びはまたひとしおです。

成功のポイントは次の4点です。作業の順を追って述べましょう。

(1)元肥の施し

トマトの根系は、土中で縦型に深く分布するので、これをしっかり形成させることにより過乾、過湿に耐える健全な育ちにすることができ、各花房の果実を確実に着果、肥大させ、尻腐れや裂果などの障害を防げます。2列植えの畝の中央に、幅30cm、深さ40cmぐらいの溝を掘り、粗大有機質(稲わら、刈り草、芋づるなどの中熟堆肥)、油かす、化成肥料などを早めに施します。

(2)大苗にして定植

育苗は4号ポリ鉢で8~9葉展開まで行い、1~2花開花してから畑に植え出します。確実な着果を図るには着果ホルモン(トマトトーン50倍液)の散布がお勧めです。小苗定植では後の生育バランスが極めて取りにくいです。

(3)追肥の適期を守る

早く施し過ぎると窒素成分が効き過ぎ、茎葉の徒長を招きます。第1花房の確実な肥大を見届けてからにしましょう。果実の横径が5~6cm以上になったころが目安です(施肥量は1株当たり油かすまたは有機配合大さじ4杯、化成肥料大さじ3杯ぐらい)。その後生育の様子を見て15~20日に1回ぐらい同量を施します。梅雨中は与えないことです。

(4)芽かき、薬散を遅れずに

脇芽の伸びは極めて早いので、3~4cmの長さに伸びる前に必ず行うようにしましょう。毎日、少なくても1日置きです。特に5~6段以上も長期に取り続ける場合は、摘心した上に出る物も必ず取ります。

病害虫は必ず発生します。初発生は局部的ですので、早期に適応薬剤を正しい利用法で散布して防ぎます。

※関東南部以西の平たん地を基準に記事を作成しています。

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